屋根裏部屋を作る材料
さて実際の材料についてですか、梁には2×4材を使い、床材には12mm厚程度のコンパネを使うのが一般的でしょう。
ここで言うコンパネとは、住宅等の構造用に使用される構造用合板のことで、薄く切った単板を、90度の繊維方向で互い違いに重ねて熱圧接着する木質ボードになっています。
下地材として使われることが殆どで、仕上げ用には使わないので、外見はあまりよくないタイプが多いのですが、あらゆる方向からの力に対し高い抵抗力を発揮する上、厚さやサイズが豊富で、無垢板と比較するとかなり価格も安いのが特徴です。
「屋根裏部屋」では、フローリングよりもやや厚手を使います。梁部分の切り込みは現物で合わせるので、実際に屋根裏で行うことになります。
梁と梁の間隔はそれぞれの家で違ってきますが、1800mmなら2×4材を縦にして使えばOKです。梁の間隔は約300mmで入れて、コンパネを乗せてしっかりネジ止めすることで、強度的には十分となるはずです。
梁と根太の固定はコーススレッドタイプが理想的です。(65mmネジ)コーススレッドネジは、最近建築用に普及してきたネジで、従来の木ネジと比較すると、ネジのピッチが粗く、先端がナイフ状に削り取った構造となっている点が異なっています。
これは柱や梁などを締結する目的で作られ、太めで引っ張りやネジレに対する強度がかなり 高く、下穴無しで締めこむことができます。
根太と床板の固定には32mmあたりがいいでしょう。ちなみに梁の上面が床面になりますが、鎹が打ってある場所は、床板を切って避けるようにします。材料はDIYショップでカットした方がいいでしょう。ここまでできれば、後はお好みの仕上げや作りこみを楽しみながら進めていくことができます。