屋根裏部屋の暑さ対策
男の隠れ家としての「屋根裏部屋」ですが、この場所に快適性を求めるために欠かせないのが暑さ対策です。ネットの質問コーナーでも「屋根裏部屋の暑さ対策をおしえて」という内容がよく掲載させています。
一般的に屋根裏は天井を見ると野地板が見えており、それらしい対策は殆どされていないものです。この対策としては、断熱と換気ということになりますが、まずは野地板に断熱材を直接貼り付けることになります。
断熱材がウレタンや発泡スチロール製なら、寸法どおりに裁断したものを木工用のボンドで貼ることができます。ただし、屋根裏全体を使うのなら、野地の見えるところは全て貼るようにしないと、「熱橋」ができるので屋根裏全体が暑くなってしまうので、貼るなら徹底しなければなりません。
しかし、実際に屋根裏として使用できる部分は全体の半分以下の場合が多いので、そうなら部屋になる所だけを囲って、この部分を集中して断熱した方が効率的だといえるでしょう。
より少ないコストを目指すなら、アルミホイルで挟んだ紙を使うのでも効果があります。これを必要な分だけ用意して天井に貼り付けるだけで、赤外線複写がかなり抑制できます。
遮熱塗料も効果があります。これは太陽エネルギーの約50%を占める赤外線を反射させ、屋根の表面温度が上昇するのを防いでくれます。ただし、反射させた熱が屋根材の下にこもらないように、遮熱材外側に通気層を設けることが条件になります。
次は換気ですが、換気は強制換気にして、極力熱気を追い出すようにするのがポイントです。他の部屋との空気を攪拌するなら、サーキュレータという送風装置が必要でしょう。当然ですが、専用のセパレート型エアコンを付けることができるなら、より居心地が良くなります。